私が修行していた東京の和菓子店では、地下の作業場で和菓子を作り、1階の店舗で売っていました。そのためお客様の顔が見えず、どんな様子で買われるのか現場では知ることができませんでした。したがって和菓子作りを「作業」としてみていました。しかし倉敷に帰ってきて和菓子を買いに来るお客様が見えると同時に、喜んで買いに来てくれる人たちの姿も見るようになりました。自分が作ったものが喜ばれる。和菓子作りを「仕事」としてとらえた瞬間でした。もっとお客様に喜んでもらえるものにしたい!もっとスキルアップしたい!自分でも和菓子作りをすると同時に、作って食べてもらう楽しさをもっといろんな人に知ってほしい。そんな想いから和菓子教室(不定期)を開催しています。和菓子教室にご興味のある方、ぜひご一報ください。
そもそものきっかけは倉敷で毎年行われる将棋の大会・大山名人杯への出店でした。
初代 大崎貫達が倉敷にお店を構え、地元の温かみを知り、地元への感謝から作った「大山名人のもなか」をおみやげとして販売しました。
全国から来られた方に「倉敷の著名人(大山名人)」「倉敷の著名人(大山名人)に由来するもの(将棋の型をしたもなか)」「倉敷にある和菓子(もなか)」を知っていただき、お土産を喜んでお買い上げいただきました。
そこからもっと倉敷にあるものを知ってほしい!そんな想いから主に倉敷で行われているイベントに積極的に出店をしております。
子どもが産まれた時には紅白まんじゅう 七五三ではちとせ飴、端午の節句にはちまきや柏餅、、、、古来より和菓子は人生のお祝いごとに携わってきました。そんな日本伝統文化を守りたい、同時に文近堂はお客様のお祝いごとに花を添えたいと思います。